父の一周忌でしばらく長野へ。
死の前後、たくさんの偶然ストーリーを残してくれた。
●死ぬ前日に車の免許取得(偶然、試験官知り合い)
●初運転で、1人病院に着いた時、苦しそうだったので、
「もう頑張らなくていいよ。好きなタイミングで!」と
呼吸を合わせていたら、10分で危篤になり、すぐ亡くなる
●念願の『死に目』に会わせてくれた
●お葬式は私の誕生日
●余命リミットが12月だったのに
「7月にチベット、9月にイギリスに行きたい」と言ったら、
余命を6月に変更してくれた。
●父の戒名には『月』が入る。
小学校で働きだした3年前から、
父の大変風変わり(ユニーク)な性質が少し理解できた。
子供の頃から、
「どうして、うちのお父ちゃんは変な人なんだろう?」
という疑問があった。
先生に言ったら「そんな親いるはずない」と言われたから、
誰にも言わなかった。
大人になり、おかげで世の中の大変風変わりな人々から、
どんな目にあっても、きりぬけてこれた。
死ぬ一ヶ月前、
「たいこの事は悪いようにしないからな」と言われる。
え? 実は遺産とかあったりするの?
俗世に生きる私のマインドが働くもすぐ否定。
ないないない。ないわ〜。
父のお財布には数百円が入っていたのみ。
死ぬ前日は「苦しいからもう死にたい」と言ってたって。
父らしくて苦笑。
何かを信じるでもなく、執着も未練も欲もない。
今、思う事を言う。そこに悲壮感はない。
「たいこの事は悪いようにはしない」という言葉は
私がこれから生きていくためのギフトかもしれない。
だって、妙な安心感がある。物じゃない。
エニアグラム4タイプのネガナルな私なのに、
父を思うとき時だけは、ネガティブ感情がわかない。
父が「景色がいいからここにしよう」と越してきた田舎。
北の窓から、穂高岳・北アルプス連峰。
東の窓から、美ヶ原高原・八ヶ岳。
だんだんと憧れの人になっていきそうな父〜空に溶ける。
※小2の父の日に描いた似顔絵。似てる〜。