お彼岸は長野へ

お彼岸は長野へ。実家に帰る前に、
先祖のいた戸隠と善光寺参りに行きたくなり寄り道。

行く途中、ネットで調べると『戸隠神社』5社が有名らしい。
「なぬ?パワースポット!?それはいかねば!」

江戸時代に植えられたという杉並木が
4.5社目の見どころ。
先祖もこの風景の中にいたんだろうなぁ。

霊山・戸隠山が背後にそびえ立つ。
長野の雪山は魂の故郷のよう。

都会でスノーブーツを履き、
雪山をスニーカーで歩く。
バカな私。(若干愛おしい)

勾配が急になる。
参道入り口から40分経過。

「絶対登る!!」というパワースポットへの?執念?
なのか、引き返すと時間が無駄になるという解釈なのか。

雪道のため、片道1時間。
一番オススメと書いてあった、戸隠神社(奥社)は
雪に埋もれ、屋根しか見えなかった。

ここまで来る人はほぼいない。
埋もれた神社の前に佇み、沈黙に浸る。
空気がキーンとして美味しい。
ちょっぴり薄い酸素の味。チベットと同じ匂い。

さて、帰ろう。

おやま座りで滑って下山。
マンガみたいに転がってめちゃ恐怖。
私の「キャーーー」という声が山々にこだます。

癒しを求めてきたんだけど、
全身全霊で頑張って下る。命がけ。

ハッと我に帰り沈黙。
緊張した体を感じて力を抜く。
「私はここで怪我したくない!!」トントン。
なぜ?怪我したくないの?(若干、ますみさんの声?)
「体の痛みはもうじゅうぶんだから」

すると自分の中の抵抗がどっと押し寄せ、
大きいビリーフが2つ出てくる。(驚)

なだらかな道に入ると、だんだんとハイになってきた。
イヤッホ〜イ! 自然の中の一人遊びサイコー!
アレキサンドロスの「ワタリドリ」 PVの美少女のように
40代ワタクシも10代になったつもり雪道を滑る。

ドラマ始まったぞ〜。
でも、今回は観る側。
でもだんだんこの話、飽きてきたような。

いつまで再放送してるんだ〜!
ツッコミを入れている方が楽しい事に気づく。
下山後、身体中痛くてカクカク歩き。

戸隠連峰が見える部屋に宿泊。
翌日は戸隠温泉と善光寺参拝。

『2礼2拍手1礼』
後ろの人に「ここ寺だよね!?」とボソッと言われ、
我に返る。

しょせん私なんてその程度っすよ。

とりあえず、行って満足^^